キャンプ場で増殖中!カンガルースタイルのキャンプが支持されるワケ
雑誌やSNSを見ているとちょくちょくと目にする「カンガルースタイル」のキャンプ。 プライベートのキャンプではカンガルー一択!というDODスタッフもいたりなど人気のキャンプスタイルです。 DODでは以前よりこのカンガルースタイルに特化したテント「カンガルーテント」を販売していますが、先日、新しいタイプのカンガルーが仲間入りしました。 その名も「フカヅメカンガルーテント」(これに伴い従来の「カンガルーテント」は「ワンタッチカンガルーテント」に改名しています)。 ワンタッチカンガルーテントS:https://www.dod.camp/product/t2_616_tn/ ワンタッチカンガルーテントM:https://www.dod.camp/product/t3_617_tn/ フカヅメカンガルーテントSS:https://www.dod.camp/product/t1_838_tn/ フカヅメカンガルーテントS:https://www.dod.camp/product/t2_839_tn/ これらのカンガルーの紹介を含め、そもそもカンガルースタイルって何?どこが良いの?などなどをDODお兄さんことTsubasaさんに聞いてきました。
カンガルースタイルってどんなスタイル?
そもそもなのですが、キャンプでのカンガルースタイルってどういうことなのでしょうか?
カンガルースタイルは、大型のテントやシェルターの中に就寝用の小型テントを入れこむキャンプスタイル。 お母さんカンガルーがお腹の中に子どもを入れるのに例えてこの名前です。
可愛らしい名前で親しみも湧いちゃいますね。 Instagramで#カンガルースタイルと検索すると様々なテント×テント、テント×シェルターを組み合わせたサイトの写真がズラリと並んでいます。 どのサイトもめちゃくちゃオシャレで勉強になるんですよね〜。 カンガルースタイルってずっと人気なんですか?
いや、実はDODが(ワンタッチ)カンガルーテントを出した当初はあまりポピュラーなキャンプスタイルではありませんでした。 インナー使い専用のテントってのはほとんど他にはなくて、キャンプ用のテントなのに単体で使えないってどういうこと?、何てクレイジーな商品だ、とかなり不思議に思われていたんじゃないかな。
しかし今や大カンガルー時代。 カンガルースタイルのキャンプがここまで一般的になったのはなぜなのでしょう?
カンガルースタイルの良いところ(後述)がたくさんの人に広まったってのはもちろんなんだけど、テントやシェルターの大型化も一因じゃないかな。 キャンプといえば、従来は「不便を楽しむ」というイメージが強かったけど、最近はキャンプでも快適に過ごしたいというニーズが高まっています。 それに伴い、テントならではの窮屈感を感じさせないような広い幕、大きい幕が各メーカーから続々と登場しているよね。
そうそう。カンガルースタイルはそのような大型幕の中で、さらに快適に過ごすのをお手伝いしてくれるキャンプスタイルです。
カンガルースタイルって何が良いの?
温かい+安心感
そんなカンガルースタイルのキャンプですが、どんなメリットがあるのでしょうか?
まずは温かいこと。 テントinテントやテントinシェルターということで二重の幕構造になるので、その分外気の影響を受けにくくなります。
初めての冬キャンプのとき、テントの中に入るだけでこんなにあったかいんだ、と感動した覚えがあります。 それが二重ということでさらにあったかくなるんですね!
そうそう。あと安心感ある中で眠れるってのもあるね。 広〜い幕内でコットやマットをポンと置いて寝るのって結構ソワソワしちゃう人が多いんじゃないかな。
広〜い部屋に一人でポツンといる感覚ですね。落ち着かないです。
これからの季節は虫も気になるよね。 テントならまだしも、フロアがないシェルターは完璧に虫の侵入を防ぐのはどうしても難しい。 カンガルースタイルなら小型テントで密室空間を作れるので、虫のストレスなく安心して眠ることが可能です。
あったかくて安心感もある中で眠れるだなんて、まさにお母さんカンガルーのお腹の中みたいですね。
プライベート空間の確保
グループキャンプなどでは、個人のプライベート空間をしっかり確保できるってのもカンガルースタイルのメリットだね。
うんうん。いくら一緒にキャンプに来ている仲とはいえ、寝るときまでずーっとオープンなのはちょっと疲れちゃいます。 カンガルースタイルで自分の小部屋を作っておけば、荷物スペースも分かりやすいし着替えなども気を使わず行えますね。 そういえばキャンプフェスによく行く先輩は、フェスではカンガルーしか考えられないと言っていました。
そうだね。僕も以前友達とキャンプフェスに参加したときはシェルターに小型テントを入れこむカンガルースタイルでした。 フェスのキャンプサイトって通常のキャンプサイトよりも区画が小さいことが多いよね。 そんな限られたスペースの中でも、人数分のプライベートスペースが手軽に確保できるのがカンガルースタイル。
それぞれが自分の寝るようテントを用意すれば荷物の分担にもなりますね。
レイアウトしやすい
トッキはさっき「カンガルースタイルのサイトがめちゃくちゃオシャレ」って言ってたけど、これもカンガルースタイルの人気の理由の一つ。
ん?センスに自信のない私でもカンガルースタイルにしたらオシャレなサイトを作れるんですか?
ちょっと語弊があったね。 「カンガルースタイル=オシャレ」ではなく「カンガルースタイル=レイアウトの自由度が高い」かな。 付属のインナーテントや、寝室用テント+タープの連結スタイルの場合、寝室の位置や大きさがある程度決まっているので、それに合わせてサイトのレイアウトをすることになるよね。 でもカンガルースタイルなら全体のレイアウトを考えながら寝室を自由な位置に設置できるので、スペースを最大限に活用しながらサイトを作れます。
自分のギアに合わせた自分好みのレイアウトがしやすいからオシャレなサイトが多いってわけですね。納得。
で、そのレイアウトの自由度をもっともっと高めてくれるのが今回登場したフカヅメカンガルーテント。
DODのカンガルーテント
カンガルースタイルに特化したテントと謳ってDODでは以前より(ワンタッチ)カンガルーテントを販売していますが、一体どういうところが特化しているのでしょうか?
一番の特徴はコットン100%生地なこと。 吸湿性に優れたコットンを使うことで結露を軽減できるため、テント中で快適に就寝することができます。
小型テントは空気がこもりやすい分どうしても結露がつきもの。 カンガルーテントは通常のテントとは違い大型テントやシェルターの中に入れる前提だからコットン100%を実現できるワケですね。
あとコットンは生地が分厚くてしっかりしてるよね。ゆえに遮光性が高いという特徴もあります。 カンガルースタイルというと、登山用の小型テントや別のテントのインナーテントを大型幕に入れることが多いんだけど、これらのテントは薄い生地のために光を通しやすい。 だから、さあ寝るぞってときに月明かりや隣のサイトの明かりが気になっちゃうことがあるんだよね。 でもしっかり生地のカンガルーテントならできる限り光を遮った状態でぐっすり眠ることが可能です。
ポリコットン素材のインナーテントはDOD製品にもいくつかありますが、コットン100%はなかなかないですよね。 私は寝るときは真っ暗にしたいタイプなので遮光性が高いのは嬉しいポイントです。
聞いている限りもう十分優秀なテントのように思えますが、新たなカンガルー「フカヅメカンガルーテント」はどんな魅力があるのでしょうか?
カヅメカンガルーテントは、前後非対称の特徴的な形により、外側のテントやシェルターの壁にぴったり寄り添うように設置できるカンガルーテント。 奥深くまで詰めれるからフカヅメね。
フカヅメ=深爪を想定していたのでカンガルーの爪って短いの?なんて考えてましたが、深く詰めるのフカヅメなんですね。(ちなみに調べてみたところ、カンガルーの爪は結構鋭かったです)
深く詰められることで、従来のドーム型のテントだとどうしても発生してしまっていた外幕との間のデッドスペースをなくすことが可能に。 テントやシェルター内の空間をとことん無駄なく活用できるので、リビングのレイアウトの自由度がもっともっと高められるってワケ。
SSサイズのWEBページのトップ画像に映っているのは「ヨンヨンベース」ですよね。 約4×4mのスペースにフカヅメカンガルーがすっきりキレイに3つも収まっていますね。しかもテーブルとチェアも入ってる….
そう、これスゴくない?めっちゃ気持ちよくない? フカヅメカンガルーはレンコンテントやソロソウルウォウォウ、ロクロクベースなど様々なテントやシェルターにフィットするんだけど、このヨンヨンベースとの相性がめちゃくちゃ良いの。 ヨンヨンベースはソロやデュオでの利用を想定した比較的コンパクトなシェルター。 そこにフカヅメカンガルーを入れると、その限られたワンルーム空間をめちゃくちゃ賢く使えてる優越感が最高なんだよね。 SSのフカヅメ3つをピタっとフィットさせるのに成功したときはビビビっときたね。
ワンタッチカンガルーのSサイズが4.3kgなのに対してフカヅメカンガルーのSサイズは3.0kg。 フカヅメは収納がコンパクトなのも特徴ですよね。
それもまたヨンヨンベースとの相性が良い理由。 ヨンヨンベースは収納サイズのコンパクトさにもかなりこだわったシェルター。 シェルターがせっかくコンパクトなのに中に入れるテントがかさばってしまうのは何だか惜しくない? フカヅメカンガルーはワンタッチ機構のフレームがない分軽量コンパクトに収められるので、ヨンヨンベースとセットで手軽に持ち出すことが可能です。
なるほどなるほど。 ヨンヨンベースは、荷物が限られる旅キャンプやキャンプフェスで快適に過ごす幕としてぴったりとのことでしたが、そのようなキャンプの就寝シーンをサポートしてくれるのがフカヅメカンガルーってことですね。
コンパクトに持ち運べながら日中過ごすリビングは広々と使え、夜はしっかりとしたテントの中で落ち着いて眠れる。 このバランスの良さは他にはなかなかないんじゃないかな。
心配性、こだわり派さんはハマるかも
カンガルースタイルのキャンプについて、理解は深まりましたでしょうか。 大きいテントで寝るのは落ち着かない、一人になれる空間も必要、寒さが不安、虫が不安、もっと自由に幕内レイアウトを楽しみたい….そんなちょっぴり心配性、こだわり派のあなたにぴったりハマるかもです。 キャンプの可能性をぐんと広めてくれるスタイルでもあるので、是非お気に入りのテントやシェルターの組み合わせを見つけ、キャンプライフをさらに楽しんでもらえればと思います。