【開発裏話】木から開放された真に自由なハンモック。トゥリーイラヘン。
本日WEBページが公開された「トゥリーイラヘン」。
タン:https://www.dod.camp/product/t1_898_tn/ カーキ:https://www.dod.camp/product/t1_898_kh/ 木なしでハンモックキャンプができる、自立スタンド付きのハンモックです。 「トゥリーイラヘン」の名前から、昨年登場した「トゥリーラブ※」を連想し、今度はいったいどんなクレイジーな新製品かと身構えていましたが、思いがけずちゃんとした製品で少し拍子抜けしています…
https://www.dod.camp/product/t1_687_kh/ 名前だけで「いや、私はクレイジーなのはちょっと…」と敬遠されることがないよう、本記事では「トゥリーイラヘン」のちゃんとしてるポイントをしっかりご紹介。 でもやっぱり放っておけない名前の由来もちゃっかり聞いてきました。 ※「トゥリーラブ」は“木と眠る”というスーパー非日常を体感できるスーパークレイジーなテントです。 ▼詳しくはコチラ
企画担当に聞いてみた
真の自由を求めたハンモック
「トゥリーイラヘン」、企画書があがってきたときはかなり身構えましたが意外とノンクレイジーでしたね。
たまには売れるものも作らないとだからね。
ハンモックというと先日「いつかのハンモック 」を発売しましたが、それとはまた全く違うハンモックですよね。
そうだね。 「いつかのハンモック」みたいなオーソドックスなハンモックって、コンパクトさゆえに身軽に持ち出せてすごく自由なイメージがあると思うんだけど、実際は意外と自由じゃないんだよね。
自然と共存、みたいなワイルドさからも自由なイメージがありますが、自由じゃないとはどういうことでしょう?
いざハンモックキャンプ!と道具を揃えても、まず場所探しが大変。 ハンモックを張れる場所があるのか、ハンモック泊をして良いのか、をホームページに書いてるキャンプ場ってほとんどないからね。
撮影チームも「いつかのハンモック」のWEBページの画像を撮るのに場所探しに苦戦してましたね。
ネットのレビューを見たり、直接キャンプ場に確認したりして探すんだけど、それって面倒じゃん。
そしていざハンモックを張れるキャンプ場が見つかったところで、次はハンモックを張れる木を探すのが大変。 ちょうど良い間隔で生えた、ちょうど良い太さの2本の木を探さないとなんだけど、これがまたなかなか見つからない。
「トゥリーラブ」でちょうど良い木を1本探すだけでも大変なのに、2本となるとそりゃハードルが上がりますね。
そうそう。 だからハンモックキャンプって自由そうに見えて意外と自由じゃないんだよね。
でもハンモックならではの魅力ってのはやっぱりあって、それを体感してもらうべく、ハンモックキャンプをするためのハードルをなくしたハンモックが木なしで設営できる「トゥリーイラヘン」。 木をなくすと前述の面倒なこともなくなるからね。
なんだかすごく合理的ですね。
第3の寝床、テント/ハンモック/トゥリーイラヘン
ハンモックといえばやはり木があってこそ、というイメージですが、その木をなくしちゃってもハンモックキャンプする理由って何なのでしょう?
ハンモックって、つまりは宙に浮いて寝られる道具。 だからテント設営ではNGな地面の濡れや凸凹を気にすることなくどこにでも設置できる。 そして木もいらないから本当にどこでもOK。
WEBページの画像を撮影したのは「六ツ矢崎浜オートキャンプ場」さんですよね。 私もお気に入りのキャンプ場なのですが、ここで琵琶湖の水の音や流れを感じながらハンモックに揺られるのってめちゃくちゃ気持ちいいんだろうなぁ〜。
そうそう。そんな風にお気に入りの場所に持ち出してハンモックキャンプできるのがこの「トゥリーイラヘン」のいいところ。 その持ち出しがちょっと大変だったりするんだけどね。
ん?どういうことでしょう?
これ、めちゃくちゃデカくて重いの。 トッキよりデカいんじゃないかな。
え、そんなことあります?
実物見てみる?
さすがに私の方がデカかったですね。 それにしても重ぉ…!!!
17.4kgあるからね。
何でこんなに重いんですか?
人1人を一晩支えるには頑丈なフレームでないといけないからね。 あとは結構しっかりしたタープを付けたからかな。
ハンモックキャンプで雨に降られてびちゃびちゃ、というのはよくある話だけど、そんなことなく快適にキャンプできるよう、スタンド一体型のデカめタープを付けました。 最適な位置や高さを何度も試したこだわりのタープかな。
ベッド兼イスとなるハンモックに広々タープ付き。 ソロキャンプであればあとはテーブルと個人的な荷物があれば最低限のキャンプはできるから意外とミニマムなスタイルになるかもね。
たしかにそうですね。 それにしてもデカいし重い… ハンモックといえば軽量コンパクトなのも大特徴かと思いますが、そこは全くハンモックらしくありませんね。
うーん、軽量コンパクトを捨てた「トゥリーイラヘン」はもはやハンモックじゃないのかもね。 ハンモックにしては屋根(タープ)もデカいし。 第3のビールみたいに、テント/ハンモック/トゥリーイラヘン、と第3のキャンプの寝床なのかも。
ほ、ほぅ…(さすが斬新な考え方だなぁ…)
ラブなの?イラヘンなの?
昨年の「トゥリーラブ」以来の「名前からどんな製品かを予想せよ」Twitter企画を今回も実施。
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— DOD【公式】 (@dod_camp) August 17, 2022
名前からどんな製品かを予想せよ企画始動!
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DODの未公開新製品「トゥリーイラヘン」。
これが一体どんな製品なのかの予想を #トゥリーイラヘン のタグを付けてツイートせよ😎
一番予想が近かった人にはトゥリーイラヘンをプレゼント🎁8/23〆切
※的中者多数の場合は抽選になります pic.twitter.com/dXzeJV7VZN
「トゥリーラブ」のクレイジーさに引っ張られるかな~と予想してたのですが、意外とそうでもなかったですね。
皆さん冷静だったね。「ソロソウルウォウウォウ 」くらいワケ分からない名前じゃないと当てられちゃうのかもね。
ところで「トゥリーラブ」ではベッタベタにラブコールを送っていたのに、1年経ったらイラヘンと突き放すだなんて、ちょっとひどくないですか?
いやいや、突き放したわけじゃないよ。 俺含めて人間って気まぐれだからさ、ラブなときもあればイラヘンなときもある。 トッキもアイスにハマったかと思えば、いや今日はプリンかなみたいなことあるでしょ?
そ、それはそうです…
思いっきり木に依存したテント「トゥリーラブ」でキャンプする日があってもいいし、木から開放されたハンモック「トゥリーイラヘン」でキャンプする日があってもいい。 そんな風にユーザーの皆さんには自由にキャンプを楽しんでほしいな。
ラブと言いつつ「トゥリーラブ」では久しくキャンプしてないんだけどね。
クレイジーなのは名前だけ
名前とは裏腹にとっても合理的なハンモック「トゥリーイラヘン」。 ちゃんとした製品だよってことは伝わりましたでしょうか? 製品はちゃんとしてますが、木なしで立てられるのを「木からの開放」と捉えるのは流石TERAさんなクレイジー思考でおもしろいですよね。 なお、いやいやDODはとことんクレイジーでナンボでしょ!と思ってくださる方は、是非「トゥリーラブ」の方を何卒よろしくお願いいたします!