
DODがおもしろい名前を付ける理由。ユニークなネーミングはキャンプ愛・製品愛ゆえだった!?
フタマタノキワミにソトメシンガーZ、となりのまきちゃんにビートルくん。 これ全部、弊社が作っているキャンプ用品の名前です。 先日、このユニークな名前の製品たちを取り上げてくださったひのきの森(@Hinoki1nforest)さまのツイートが話題に。
キャンプに興味がある人もない人も、ここの商品を見てクスッとして欲しい。https://t.co/8B5lk3HDg5 pic.twitter.com/wvLXS03rV8
— ひのきの森 (@Hinoki1nforest) November 3, 2020
「ネーミングセンスに脱帽。」「何に使うか分からないけどとりあえず欲しい。」「アウトドア界の小林製薬」「フタマタノキワミ、アッー!」等たくさんの反応をいただきました。ひのきさん、コメントくださった皆さん、誠にありがとうございます!! 製品のネーミングをたくさんの方にクスっと楽しんでいただけたこの機会に(お腹を抱えて爆笑された方もちらほらいるとか)、ユニークな名前へのこだわりやスタッフお気に入りの名前などDOD製品のネーミングについて改めてお話いたします。
なんでこんな名前なの?

ひとことで言えば製品を覚えてもらうためです。 きっかけは今やDODの代名詞ともいえる大人気製品「カマボコテント」。 「カマボコテント」は元々、日本ブランドのトンネル型テントがなかったことから、「日本人による日本人のためのトンネルテントを作ろう」ということで企画しました。 最初は「2ルームトンネルテント」など、ありきたりの名前を考えていましたが、開発を進めるうちにすごくヒットしそうな気がしたので、もっと覚えてもらえる名前にしよう、よくあるキャンプ用品っぽい名前はやめようという考えに。 そして、誰もが知っている日本のものでこんな形のものはカマボコしかない!とのことで「カマボコテント」となりました。 ちなみにこちらはボツ案ですが、「ズイドーテント」も当初の名前の候補でした。隧道(ズイドウ)は日本語でトンネルという意味です。 ただ、隧道という日本語を知っている人はあまりおらず(DODチーム内では1~2人)いまいちピンとこない、ということであいにく却下。 こんな風にユニークな名前のウラにはユニークなボツ案もたくさん眠っていたりします。
どうやって決めてるの?
大体は商品の企画担当者が周囲の意見も聞いた上で名付けています。 ポイントは、その製品っぽいこと、覚えやすいこと、呼びやすいこと。 企画者が社内のチャットで「こんな製品考えたんだけど何かいい名前ない?」と投げるとスタッフそれぞれのアイデアが飛び交い大喜利状態になることもしばしば。 そのまますぎるネーミングが好評のコンテナボックス「ヨクミルヤーツ」も、、 「よく売れてるボックス」「よくあるボックス」「よくあるやーつ」「よく見るやーつ」「ヨクミルヤーツ」…. 勢いがすごかったので正確には覚えていませんが、こんな感じだったと思います。

「レンコンテント」や「キノコテント」もスタッフからのアイデアから名前が決まった通称“おかず系”製品で、私もいつか自分の好きな食べ物の名前を付けてみたいなあとか考えています。
名前以外もこだわっています

おもしろい名前ばかり付けているDODですが、もちろん名前だけでなく製品の見た目や機能性にもとってもこだわっています。 実際に自分たちでサンプル品のフィールドテストを繰り返し、キャンパー目線で使いやすいよう幾度となく改良。 そして大量生産したときに品質が安定するよう構造を調整し、インターネットでも魅力が存分に伝わるよう自分たちで製品の写真撮影やページ制作を行う。 そのような過程を経てついにリリースまでこぎつけた製品に脱力感たっぷりの製品名をつけるのは実は結構ドキドキします。
スタッフ的お気に入りの名前ランキング
これだけ特徴的だと、私たちスタッフ自身も思わず製品名に愛着が湧いてしまうんですよね。 ということでDODスタッフそれぞれのお気に入りの名前についてアンケートを実施。その結果をランキングにしてご紹介します。
1位 オーマイロンリナイイッツマイライフタープ

ソロキャンプ用のタープということで、ソロキャン特有のロマンのある寂しさを「オーマイロンリナイイッツマイライフ」のワードで表現しているのですが、いかんせん名前が長い。 ポリコットンの「オーマイロンリナイイッツマイライフタープTC 」に至ってはフルネームで22文字。圧倒的にDOD史上最長の製品名です。 ゆえにしっかりフルネームを覚えられたときの達成感がハンパないです。
2位 ハンペンインザスカイ

空を飛んでいるかのように高さのある(→インザスカイ)エアー入りのふわふわの(→ハンペン)コットということでこの名前。 「カマボコテント」に続く練りもの系です。 名前が気に入ったので、製品お披露目前にTwitterにて「名前からどんな製品か予想しよう」企画を行ったところ、、、
DODの未公開新製品「ハンペンインザスカイ」🐰
— DOD【公式】 (@dod_camp) April 25, 2019
この商品がどんな製品か当てようキャンペーン!!!#ハンペンインザスカイ をつけて予想をTweetせよ😎
締切は5月9日。
一番予想が近かった人にはハンペンインザスカイをプレゼント🌈
投稿待ってるよインザスカイ🐰
※的中者多数の場合は抽選になります pic.twitter.com/SXACO8s8UX
「インザスカイ」から、タープやハンモック、凧を連想する方が多かったのですが、そんな中コットと的中させた強者が数名。見事な推察力に脱帽です。
3位(同率) スースーアンダーミー

スースーと背中を風が吹き抜けるメッシュ生地のハイコットということでこの名前。 向こうが鮮明に透けて見えるほどメッシュの網目が細かいので「スケスケハイコット」という案もあったのですが、ちょっとハラハラさせすぎでは?ということであいにくボツに。 過去には「スケスケのまきちゃん」もあったんですけどね。
3位(同率) タキビバビデブー

魔法陣のような形から、魔法陣→魔術→魔法の言葉→ビビディ・バビディ・ブー→タキビバビデブー…ということでこの名前。 愉快な名前ですが、焚き火による地面へのダメージを軽減する耐火シートということで非常に真面目な製品です。 実は発売直前まで別の名前で開発を進めていたのですが、大人の事情で急遽改名。 「ゴロ良すぎ」「声に出して唱えたい」と皆さん楽しんでくれているので、良い方向に転べたのではないかと思います。
英語名にも注目

DOD製品にはそれぞれ英語名も付いています。 絶妙に腑に落ちる翻訳(?)やインパクト大の表記で、こちらもクスっと楽しめること間違いなしですので是非ご確認ください。 個人的には「ヨクミルヤーツ = POPULAR GUY」の中身を仕分けるラベリングステッカー「ハルヤーツ = WHAT KIND OF GUY?」の的確さがお気に入りです。 英語名から製品を当てろクイズなんてのも面白そうですね。
キャンプ愛・製品愛ゆえのネーミング
皆さまお楽しみいただけましたでしょうか。 実際のところ、モノはいいけど名前がダサいから買わない、というお声をいただくこともまれにあります。 でも私たちは「分かりやすい名前」「思わず口にしたくなる名前」「ちょっとクスッとできる名前」を製品につけていこうと思っています。 なぜならDODは「Staycrazy」を掲げ、キャンプをもっと自由に楽しむ大人を増やしたいと考えているから。 おもしろい名前は実はその一端なのです。 自由な発想でキャンプを楽しめるような工夫が詰まったユニークなDOD製品で皆さまのキャンプライフがもっと充実しますように。 そんな気持ちをこめて製品名をつけていますのでユニークなネーミングもDODのキャンプギアの一部としてお楽しみいただければ幸いです。