【開発裏話】マンホールでお肉を焼こう。マンホール型鉄板「マルデマンホール」
こちら↓のエイプリルフール投稿にご期待くださっていた皆さま、大変お待たせしました。
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— DOD【公式】 (@dod_camp) April 1, 2024
近日発売!#マルデマンホール
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マンホールで焼くステーキは美味い!と聞いたので。
背徳感が最高のスパイスです。#エイプリルフール pic.twitter.com/5eKdmKKBXo
「嘘の嘘でしょ」とコメントいただいたとおり、本当に作っちゃいました。 お肉が焼けるマンホール、その名も「マルデマンホール」が新発売。 WEBページ:https://www.dod.camp/product/q1_980_bk/ ネタ感満載(実際にネタにもしましたしね)ですが、実は機能面もこだわったアイテムということで、企画担当のべべさんに話を聞いてきました。
企画担当に聞いてみた
なぜ作ったの?
エイプリルフールに絶好のネタ!渾身のネタだ!と思って投稿したのですが、去年のエイプリルフール投稿もあって、お客さんにはちゃっかり見抜かれていましたね。
燃えるイスに傘立て型焚き火台、木をポールにするテントなどなどDODには嘘みたいな本当の商品がたくさんあるからね。
エイプリルフールのハードルが年々高まります(泣)
ところで「マルデマンホール」、なんでまたこんなクレイジーな商品が生まれたのでしょう?
あれは小学5年の夏。プールの授業でテンションが上がり、うっかりマンホールの上を通過。 「あっつ!このマンホールの熱で目玉焼き焼けるんちゃうん!?」 誰もが一度は抱くその疑問をウン十年ぶりに探求すべく作ったのが「マルデマンホール」やね。
なんだかエモいようなそうでもないような。
….というのは冗談で、ブランドマネージャーのTERAさんのなにげない一言、「マンホールで肉焼けたらおもしろくない?」が本当のきっかけかな。
やはりTERAさん発端でしたか。 でもたしかにマンホールで食べ物を焼けるのかどうかは気になるところ。 最近の夏の灼熱具合だと目玉焼きくらい全然焼けちゃいそうです。
物理的には全然焼けると思うよ。 ただ実際のマンホールで試すのはなかなか難しいので是非この「マルデマンホール」で体感いただければなと。
実は鉄板として合理的
ネタ感満載ではあるんだけど実は鉄板として非常に合理的な商品に仕上げたんよ。
クセ強だけど機能的、はもはやDOD商品のテッパンですよね!
お、上手いこと言うね! 1つ目はこのマンホールの絵柄。実際のマンホールと同様エンボス(凸凹)で表現することで、食材の余分な油を落としてくれます。
普通にマンホールとして道端で見かけても思わず写真を撮りたくなる可愛い絵柄です! これはでんさん(DODのデザイン担当スタッフ)デザインですか?
そうそう。マンホールの歴史や文化に関する書籍、それから全国のマンホール図鑑を研究のうえ、“DODが作るマンホール”をデザインしてもらったんよ。
マンホールって奥深いんですね。 これだけの候補からなぜこのデザインに決まったのでしょう?
書籍で述べられていたマンホールデザインのセオリーによると、“どの方向から見ても絵柄が認識できること”が重要な要素らしく、それを満たす円形デザインが暫定。 そのうえでマンホール上のどこに食材を置いてもDOD要素が分かるこの絵柄に決まりました。
焼いてるときの見栄えもダイジですもんね。
2つ目はこのフチ。
当初はできる限り実際のマンホールを再現すべく平たい鉄板を想定していたんだけど、いやでもタレ焼きもしたいよなぁという食欲が勝ってフチを立ち上げました。
私はスパイスよりタレ派なので嬉しいです。
3つ目は素材と厚み。 ダッチオーブンなどでおなじみの鋳鉄製。さらに6mmの厚さ。 鋳物×極厚ゆえの高い蓄熱性で、火力調整が難しい焚き火や炭火でも食材にゆっくり均一に熱が伝わり、美味しく焼き上げられます。
焚き火調理はいつも焦がしがちな私でも美味しく仕上げられるかも!
ただ1つ難点があって…. めちゃくちゃ重いんよね。
そんな風には見えないですけどねぇ….って重っ! え!なんでこんなに重いんですか!
マンホールプレートだけで約1.6kg。 この大きさの6mm厚の鉄板となるとこうなっちゃうんよね。
非力代表として一気に使いこなす自信をなくしてしまいました….
そんなトッキに朗報! この付属ハンドルで掴めば….
おお!がっしり持てた!
てこの原理ってやつやね。 たぶん非力さんじゃなくてもこの重さの鉄板を使いこなすのは難しいだろうから、マンホールにしっかりフィットする専用ハンドルも作りました。 上に料理が乗っているときも安定して持ち運べます。
マンホールを平たいテーブルやIHヒーターなどに置くとハンドルで掴めなくなっちゃうので、そこは要注意ですね!
いろいろ焼いてみた
お好み焼き
間違いなく美味しいやつ。これでお店開けそう。
焼き鳥
炭火より手軽に外はこんがり中ふっくら。
マンホールそば
瓦そばならずマンホールそば。東大阪名物になるかなぁ。
ニンジンステーキ
マンホールで焼かれるニンジン。なんだかシュールですね。
餃子
なんと「放浪フタリパン」のフタがジャストフィットするので蒸し焼きも可能! 餃子LOVERとしてこれは感激すぎる!! ということでキャンプで焼いてみたのですが、マンホールで焼いた餃子とビール、最高すぎました。
ホットケーキ
焼き型を付けたくて全面に広げたら特大サイズに。(ひっくり返すの苦戦した) マンホールで焼くというワクワク感とそれを食べるという背徳感がクセになっちゃう楽しさで、調理検証がはかどっちゃいました。 高い蓄熱性のおかげでどの料理も最後までアツアツで楽しめるのがいい!
実はコスパも優秀!?
「マルデマンホール」はDOD STOREにて4,400円(税、送料込)での販売。 実際に道路で使用されたマンホールの中古や、市販のマンホールは5,000円を超えるものが多いので、 可愛いデザインで、なんと美味しいお肉まで焼けちゃうマンホールがこのお値段。便利なハンドルとキャリーバッグも付いてこのお値段で買えるのは結構おトクかもですね。 エイプリルフールを見て気になっていた方、マンホールで目玉焼きは作れるのかをずっと疑問に感じていた方、マンホールコレクターの方なんかにも刺さると嬉しいなと思います。