企画担当者が語るワンタッチビッグダディの深すぎるウラ話

企画担当者が語るワンタッチビッグダディの深すぎるウラ話

ワンタッチビッグダディの製品ページを公開しましたが、もうチェックしていただけましたか。
製品ページでは伝えきれなかった細かい部分を、この場を借りてさらに詳しく説明したいと思います。
今週末(2017/4/8~9)に代々木公園にて開催予定のアウトドアデイジャパンで販売開始ですので、ぜひご購入の参考にしていただければと思います。

開発のきっかけ

ワンタッチビッグダディ

私は毎週キャンプに行きたいと思うくらいキャンプが好きです。
そんな私が妻を誘ってみると、妻からはいつも「1人でキャンプ行ってきたら?」と返されます。
小さい子供(2歳)がいるとなかなかキャンプに行かせてもらえない。そんな無慈悲な現実が立ちはだかっているのです。

子連れで安心に楽しめるキャンプを目指して

ワンタッチビッグダディ

子供もそうなんですが、むしろ女性がストレスフリーにキャンプを楽しめる。そんな状況を作る必要があるのではと考えました。
「日差しがイヤだ!」「虫がきらい!」「力仕事はしたくない!」
おそらく女性がキャンプに行きたくない、そう思ってしまう原因のほとんどはこの3つに集約されるのではないでしょうか。
ちなみに私の妻も同じよう理由でキャンプに行くのが苦手なタイプです。
女性がキャンプに行きたいという状況を作れば、自ずとWin-Winの関係が出来てキャンプがフリーになる。そんな夢を抱きながらビッグダディプロジェクトを発足(?)させることになりました。

ワンタッチビッグダディの企画者がこだわったポイント

1人で10分以内に建てられるテントを

個人的に大きな2ルーム型のテントを持っているのですが、その設営にだいたい1時間弱くらいかけています。
設営にかける時間もそうなんですが、むしろ体力の負担が半端ないです。
1泊2日のキャンプだと圧倒的に失うモノが多すぎるのです。
そこで簡単に素早く建てられる大型の2ルームテントを作る、ということが最大のテーマとなりました。

おそらくベストな選択:ワンタッチ機構

小さい子供がいると妻が常に子供を見守っている状態なので、1人での建てやすさを考えれば自立式テントが良く、さらに素早く建てることを考えるとワンタッチ機構を使うことが最も条件に合いました。
厳密に言うとワンタッチ機構を採用した半自立式のテント、という部類になると思いますが、ちょっとわかりにくいのでワンタッチテントとさせて頂いています。
ちなみにこのワンタッチ機構。あーでもない、こーでもないと何度も改良を加え、収納サイズを20cm短くした上で強度を格段に向上させています。

設営方法は?

先日アップした設営動画です。子供がチョロチョロしていますが、何とかジャスト5分で設営が完了しました。※この後にペグダウン必須です。

意外と風に強い

台風並みの強い風(風速24.5~28.4m)で耐風試験をおこない、クリアしています。
一般的にワンタッチテントは風に弱いと言われますが、しっかりとペグダウンすればこのように強風にも耐えることができます。

しっかりと日陰になること

女性が苦手とする日差しを少なくしたい。この点は過去に多くの女性のお客様から聞いていたのでとても重要な条件だと思っています。
そこでテントの遮光性をできるだけ高めるように工夫しました。
テントの遮光性を高めるためには大きく3つの方法があります。

1.コーティングを施す

目に見える形として裏面にシルバーコーティングをする方法があります。これをすることによって遮光性を格段に上げることができますが、テント内にこれを使うとランタンの光が乱反射してまぶしくなります。

ワンタッチビッグダディ

2.生地を重ねる

チーカマスタイルがそれに近いです。単純に2倍の遮光性に引き上げることができます。

ワンタッチビッグダディ https://www.dod.camp/product/t5_489/

3.色を濃くする

先日発売したばかりのカマボコテントブラックカラーはこれの恩恵をかなり受けているテントです。デザインと大きく関係するため、何でもかんでも色を濃くすることはできません。

ワンタッチビッグダディ https://www.dod.camp/product/t5_489_bk/

じゃあビッグダディは?

ビッグダディ本体にはUPF+50加工をした生地を使い、さらに色の濃い「ルーフシールド」を取り付けることによって遮光性を上げています。
一通り日差しを減らすためにできることはすべてやってのけたという感じです。ちなみにデイキャンプなどで気軽に使って欲しいのでルーフシールドなしでも使えるように設計しています。

ワンタッチビッグダディ

蚊を侵入させないリビング

画像は初期型のワンタッチビッグダディです。
もとは涼しさ重視でスカートなしで考えていたのですが、虫が入らないようにした方が女性も喜ぶのでは、と考えスカートを標準装備しました。
さすがに地を這うアリやダンゴムシは入ってくるかもしれませんが、食事中に蚊と格闘するようなことはないと思います。

ワンタッチビッグダディ

汗かきの子供が涼しく過ごせるように

企画担当として特にこだわったのはこの部分かもしれません。小さな子供はとても汗かきです。
とにかく風通しを考えて合計12箇所に窓と、2箇所にベンチレーターを付けました。
そしてインナーテントは4面とも窓を開けることができます。これらの窓は室内から開け閉めできるズボラ仕様。室内の温度調整がとてもラクです。そしてこれらの窓のおかげで夏でもかなり涼しく過ごせるテントになりました。
言うなればスクリーンメッシュタープっぽい2ルームテント(逆にわかりにくい?)、というような感じかなと思います。

ワンタッチビッグダディ

まとめ

今回のDODジャーナルではワンタッチビッグダディについて詳しく説明させていただきました。
このテントでは女性がストレスなく過ごせるように、また子供が安心して過ごせるように、妻子を持つ父親目線で企画開発させていただいています。
同じような境遇のお父さんがいれば、ご参考になればと思います

ワンタッチビッグダディ

ワンタッチビッグダディは今週末(2017/4/8~9)のアウトドアデイジャパン@代々木公園で展示予定です。
是非実物を見に来て下さい。

https://www.dod.camp/news/event/outdoordayjapan2017/