めっちゃデカいシェルター「ロクロクベース2」 開発秘話やリニューアルのポイント等ここだけの話を大公開!!
イベントでお披露目するたび「なんだこのデカいの!!」と大注目を集める「ロクロクベース」がリニューアル!「ロクロクベース2」となって帰ってきました。 このジャーナルを読んでくださっている皆さんは、もちろんすでに製品ページをチェック済みですよね? ライトグレー:https://www.dod.camp/product/tt10_686_gy/ ブラウン:https://www.dod.camp/product/tt10_686_br/ 今回は、ページには載せきれなかった「ロクロクベース2」の開発秘話やリニューアルのポイントについて、ここだけの話を企画担当のTsubasaさんに教えてもらいました。
“ラク”を追求して生まれた特大シェルター
そもそも「ロクロクベース」ってどんな製品?
一言で表すなら “めっちゃデカいシェルター”です。 シェルターのいいところはテントとタープの両方の機能を併せもつこと。 一つ立てるだけで寝床とリビングスペースを確保できるので設営・撤収の手間を大幅に削減できます。 シェルター内にそのままベッドを置いて寝るのもよし、カンガルースタイルとしてシェルター内にワンタッチテントを入れて寝るのもよし。設営の自由度もデカいんです。 そんなシェルターをキャンプ場で使いやすい最大限のサイズで作ったのがロクロクベース。 居住空間は広ければ広いほど快適ですが、大きすぎて扱いづらいということがないよう、10m×10mの区画サイトに入る6m×6mのサイズで設計しました(ストームロープを全部張るとちょうど10m×10mの区画サイトに収められることを想定しています)。 カマボコテントとチーズタープを連結した「チーカマスタイル」をオールインワンにしたような機能・サイズ感がイメージしやすいかもです。
めっちゃデカいとなにがいいの?
中でいろいろできること。 名前のとおり6m×6mの広さは、家的な観点では約21畳。高さは最高部約2.5m。 まるで旅館の大広間のような解放感があり、枕投げなんかもできちゃいます。 ファミリーでは、中にテントを入れるカンガルースタイルのサイト設計でもゆったり自由に過ごせる贅沢なリビングスペースが確保でき、グループでは、十数人がテーブルを囲んでワイワイ盛り上がれる宴会幕として使えるなど、広さを生かして他のテントでは味わえないちょっと特別なキャンプが楽しめますよ。 また、まず最初に本製品を立ててしまえば、雨風や日差しから守られた快適な環境で他のギアの組み立てやレイアウトに専念できるのも特大サイズゆえの嬉しいポイントです。
でもめっちゃデカいとなにかとめっちゃ大変そう
と思われるかもしれませんが、実はこちら、“ラクを追求”したゆえに完成した製品なんです。 前述のように、リビングも寝室もオールインワンだから準備が簡単だし、靴を脱がずに出入りできるのもとっても気楽。 設営もこんなに大きいのにめっちゃラク。四隅を内蔵されたガイドを使ってペグダウン→ポール6本を立てる→ロープやペグで調整、で完成。暑さ、寒さが体に応えないうちにパパっと立てられちゃいます。 大型幕=グランピングみたいな華やかで特殊なイメージがあるかもですが、ロクロクベースはラクに設営、ラクに過ごせる、、と、とにかくラクを詰め込んだ、使いやすさを追求した結果出来上がったアイテムなんです。
見えない部分もこだわったリニューアル
リニューアルしてどこが変わったの?
主には①カラー展開の変更、②サイドドア形状の変更、③メッシュ部分の面積増、の3点。 このリニューアルにより、さらに快適に、使いやすいモデルとなりました。 細かな縫製方法、補強の方法など見えない部分も変わっていますよ。
今までのDODにはなかったブラウンとライトグレーの2色展開。なんでこの色?
渾身のリニューアルということで高級感を意識してみました。 ブラウンは濃い色でしっかり遮光してくれ、ライトグレーは中が明るくて解放感バツグン!と、見た目だけでなく機能性もイケてますよ。 個人的にはライトグレーがお気に入り。薄いグレーの生地なのですが、外で立てると白っぽく見えてクールでかっこいいんです。 ベンチレーション部分などに黒の差し色を入れて、全体として引き締まった印象になるようデザインしました。 最近のDODの製品はトレンドをおさえたタンとカーキのカラーリングが中心ですが、そうではなくちょっと冒険した色展開に挑戦できるのは、これ一つでサイトが完結する大型シェルターゆえ。すなわち、テントやタープとの色合わせを気にしなくていいから。 でも中に入れるファニチャーの色は選ばず、タンやカーキはもちろん、ウッド素材やブラック系とも馴染む絶妙なカラー設定です。
リニューアルで大変だったことは?
ポールの固定方法の変更です。 ロクロクベース2は大型ゆえに風を受けやすく、安定性の向上が改良設計時の重要なポイントになりました。 そこで、従来品よりもさらに安定性を強化して幕にかかる負荷を減らすために、ポールの差し込み口をグロメット式からキャップ式に変更しました。 地味〜な変更ではありますが、袋式にしてみたり、差し込み口の保護をなくしてみたり、キャップの直径や長さを微調整したりなど、0から構造を設計しなおし、何度も試行錯誤を重ねてたどり着いたこだわりのポイントです。
“キャンプは不便を楽しむもの”を覆す大黒“幕”
プライベートでもよくロクロクを使うんだとか?
※上記画像のロクロクベースは初期のサンプル品です。製品版とは仕様、カラーが異なります。圧倒的に一番お世話になってるテントです。 いろんな友達を誘っての大人数でのキャンプや、ボーイスカウトで子供たちを連れてキャンプをするときの本部テント(Tsubasaさんはボーイスカウトの隊長だったりもします!)として大活躍。 とにかく大きくて人もギアもたくさん入るので、人数が多いときはとりあえずこれを立てておけばなんとかなる。そんな大黒柱的なテントです。 あとこれは仕事での話ですが、たくさんの製品を広げての撮影中に急に雨に降られたことがありました。 全てのギアをロクロクの中に避難させて僕たちもその中で雨宿りをしたのですが、相当数の物が入っているのに圧迫感がなく、自分の製品ながらその広さに改めて感心しました。
どんな使い方がおすすめ?
接待キャンプにおすすめです! よく“キャンプは不便を楽しむもの”と言いますが、ロクロクベース2は、 ・めっちゃデカくてゆったり自由に過ごせる ・雨が降っても中で作業できる ・夏はメッシュやフルオープンスタイルで涼しく過ごせる ・冬はカンガルースタイルであったかく過ごせる と、キャンプ特有の窮屈さを感じさせないほどの快適空間を作り出すので、アウトドアをしない友達をもてなす接待キャンプに最適なんです。 先ほども言いましたが、もてなす側ももてなされる側もこれさえあれば大丈夫!そんな安心感があります。
コロナ終わりの特別なキャンプは「ロクロクベース2」で
「ロクロクベース2」の魅力、伝わりましたでしょうか? 私個人的には、めっちゃデカくていろんな使い方ができるのにめっちゃ設営ラク!というポイントが刺さりました。ギャップ萌えってやつですね。 あと名前もお気に入りだったりします。 特徴が直感的に分かりやすいし、「ロクロク!」ってなんだか友達のあだ名みたいで愛着が湧いちゃいます。 新型コロナウイルスの感染が懸念される今は、あいにく大勢でのグループキャンプが難しい状況。早く事態が落ち着くことを願うばかりです。 気兼ねなく出かけられるようになった際には、のびのびと贅沢な家族キャンプを楽しんだり、キャンプ仲間はもちろんインドア派の友達も誘ってワイワイと盛り上がったり等「ロクロクベース2」と一緒にステキなソト遊びの思い出を作ってもらえればなあと思います。