大ワンポール時代到来!ワンポールテント設営のコツは「対角線ぴーんっ!」
おしゃれ!簡単!コンパクト!三拍子そろったワンポールテント。
初心者の方がはじめて買うテントとして検討されることも多い人気のテントです。
その人気の秘密は「設営が簡単」そして「コンパクト」で「形がかわいい」の3点。
ここではワンポールテントに寄せられるよくある疑問と併せて、ワンポールテントの設営、撤収のコツをDODのワンポールテントMを例にお伝えします。
そのシルエットからかわいい!と注目されることも多いワンポールテント。
設営・撤収のコツをマスターしておしゃれなキャンプの時間を楽しんで!
1.大ワンポール時代到来?!
ワンポールテントの人気の理由。
最近キャンプをしていてワンポールテントを使う人が増えたなぁ、と感じます。
売上のデータを見ていても(具体的な数字を公開することはできませんが)ワンポールテントはずっと人気上昇中。
DODのチーム内では大ワンポール時代が到来!?なんて話をよくしています。
ここで改めてワンポールテントのいいところをまとめてみましょう。
1.設営が簡単
ペグを打ってポールを一本真ん中に入れるだけ!この構造のシンプルさがワンポールテントの特徴です。
たくさんポールがあってどれをどこに入れたらいいかわからない、そんな不安がない扱いやすさは人気の理由の一つでしょう。
2.収納サイズが小さい
パーツが少ない分、収納サイズも小さくなっています。
車への積み込みや、駐車場からサイトへの移動などもストレスなくすることができます。
テントが大きすぎると、キャンプ場では快適ですが家での保管や移動に苦労することも。
その点ワンポールテントなら扱いやすいサイズに収まるので安心ですね。
3.形がかわいくておしゃれ
お子さんがお絵かきで書くようなとんがりテントがワンポールのシルエットです。
この形がとにかくかわいい!おしゃれ!そんな理由でワンポールテントを選ぶ人も少なくありません。
背が高くサイトでも目立つので自分のサイトを見失うことが少なくなりますね。
4.背が高くて開放感がある
ワンポールテントは背が高いので開放感抜群。中で着替えなどもしやすいですね。
2.ワンポールテントについてよくある質問
1.ポールは倒れたりしない?
※寝返りしてぶつかっても全然大丈夫の図
一本の真ん中のポールだけでテントを支えてるの大丈夫?
それ寝てる時に蹴ってしまって倒れたりしない?
とよく聞かれますが、心配ご無用!
周りをペグで固定しているテント生地が全方向からポールに力を加えているのでポールはとても安定しています。
ちょっと触ったぐらいではびくともしません。
※正しくペグうちをしていただくことが前提です。
2.スカートがほしいんだけど!
DODのワンポールテントS/M/Lは春夏秋の3シーズンでの使用を想定しているためスカートはついていません。
ご期待に添えずごめんなさい。
冬の使用を想定しているレンコンテントにはスカートがついていますのでそちらもご検討ください。
3.Mサイズは何人で使うのがおすすめ?
2-3人がおすすめです。
キャンプ用ベッドを使うなら2台のローコット(ベッド)が余裕をもって入るサイズ感です。
Sサイズがソロ、Lサイズがファミリーでそれぞれ余裕をもって使用できるかなというサイズ設計。
※画像は旧仕様製品同等品を使用しています。
4.ランタン吊るせる?
S,Mサイズには天井付近に小さなランタンフックが付いています。
でもせっかく真ん中にポールがあるので別途ランタンハンガーやロープワーク(プルージック)などをつかってポールにLEDランタンを設置してみてはどうでしょう。
ランタンフックなどを使えば好きな高さでにランタンの高さを調整することができますよ。
3.ワンポールテントたて方のコツ
1.ポイントはひとつ「対角線ぴーんっ!」
インナーテントの1端をペグで固定した後、対角の部分をピンと張った状態でペグダウンするのがワンポールテントをキレイに立てるコツ!
ワンポールテントのインナーテントは6角形(大型ワンポールテントのインナーテントは8角形)の形なのですが、これを歪みなく張ることができればワンポールテントはうまく立ちます。
白いロープをペグで固定します。白いロープがピーンと張るようにペグ打ちしましょう。そうすることで自然とテントがキレイに張れる設計なのです。
これを繰り返すことでインナーテントがゆがみなくきれいに張れます。
ここがうまくいけばワンポールテントの設営はうまくいったも同然!
2.インナーとフライは同じペグでOK
インナーテントが張れたら上に重ねるようにフライシートを重ねます。
ペグはインナーテントを固定しているものを共通で利用してOK。
しっかりペグ打ちができていればアジャスターを伸ばした状態でちょうどくらいだと思います。
※室内での実演のためカラビナを使って固定していますが、実際にはペグでインナーテント、フライシートを固定します。
3.意外と知らない?!アジャスターの使い方
上側にリボンを引っ張り出してペグを掛けていませんか?それではストッパーが機能しませんよ。
下側にリボンを引っ張り出してペグを掛けるのが正解です。
細かい部分ですが説明すると「知らなかった、間違えてた」という声がよく聞かれる部分です。
他のテントでも採用されている構造なので知っておいて損はないはず!
4.ポールをたてる前に頂点合わせ
インナーテントの頂点とフライシートの頂点を重ね合わせてからポールを突き上げましょう。
重なっていないと生地が引っかかってうまくポールを立てられません。
5.テントが歪んでいるなと思ったら
一生懸命ペグ打ちしていざテントを立ち上げても、なんかテントにシワが寄っている、生地が突っ張ってポールが真っ直ぐにならない、テントがだるんとなっている。
そんな時にはポールを外しペグうちをもう一度やり直してみましょう。
フライシートのアジャスターで張り具合の多少の調整はできますが、シワがよるくらいであればペグの位置取りが大きく歪んでいる場合がほとんど。
横着せずペグの打ち直しをするのが一番早いです。
ごちゃごちゃ細かい調整をしてドツボにハマるより、急がば回れ、ですよ!
4.ワンポールテントたて方のよくある質問
1.ワンポールテントはサイズで組み立て方が違う?
全く一緒です。
ただし大きなテントの場合は複数人でペグ打ちした方が楽です。
そうなると余計にインナーテントが歪んだ状態でペグダウンしてしまう確率が高くなるのでしっかり協力してテントを立てましょう。
2.インナーテントのないワンポールテントはどう立てる?
フライシートを広げ大体の感覚で歪みなくペグダウンし、テントを立てながら調整することになります。
インナーテントがあったときより難易度は上がり、経験と感覚が必要になりますね。
グランドシートやロープなどでガイドを自作する方もいらっしゃいます。
3.フライについてるロープは何のため?
ストームロープといってテントをより強固に補強するためのロープです。
無風の場合にはストームロープを張らなくてもテントは安定しています。
ただし、どんな天候の場合でも屋外なら急に風が吹く可能性があり、アウトドアを楽しむ以上備えは必須。
安全のため基本的にストームロープは常に張っておくようにしてくださいね。
5.ワンポールテントたたみ方のコツ
1.ポールの長さは袋の長さ
実はほとんどのテントでポールの長さと袋の長さは同じサイズになっています。
これを覚えておけばどんなテントでもたたむのが楽になります。
明確に畳み方を覚えていなくてもポールの長さにそろうようにテント生地をたたんでいけばきれいに収納袋に収まります。
2.フライは頂点を引いてイカみたいにする
ワンポールテントのフライシートは頂点を持って引くとイカみたいな形になります。
この”イカ状態”で形を整えた後、縫い目に沿って三角形に折りたたみます。
3.ポールの長さに合わせて四角形に折る
三角形状態から頂点部分と端を内側におり、四角になるように整えます。
この時ポールの長さと辺の長さが一致するように調整してください。
4.ポールは真ん中から折りたたむ
ポールは端からではなく、真ん中から折りたたみましょう。
中のショックコードというゴム紐のダメージを軽減します。
せっかくのテントなので長く使えるよう、ちょっとした工夫ですが意識してみてください。
6.ポールを芯にして巻く
フライシートの生地の上にたたんだインナーテントを乗せてポールを中心にして巻いていきます。
インナーテントをちょっと小さめに畳んでおくと巻いたときにはみ出しが防げます。
7.一度空気を抜いてから整えて巻く
上記のようにテントを巻いて収納していくと最後に空気がたまるので押してしっかり空気を抜いてください。
その後にもう一度広げ、生地を整えたあと更に強い力でテントを巻いていくとしっかり空気が抜けテントがきれいにたためます。
空気はきれいな収納の大敵!もはや真空!ぐらいの気持ちでたたみましょう。
6.ワンポールテントたたみ方のよくある質問
1.5角形のライダーズワンポールテントは?
5角形は変則的な形ですが、ワンポールテントのたたみかたに対する基本的な考え方は同じです。
”イカ状態”で形を整え縫い目に沿って折りたたみ三角形に折っていきます。
7.ワンポールテントをうまく使いこなしておしゃれなキャンプを
おしゃれ!簡単!コンパクト!といいことずくめのワンポールテント。
きれいにテントが立てられているサイトはおしゃれさが2割増!もちろん見た目だけでなく、テントを正しく立てることは安全にも繋がります。
テントのたたみ方が上手になれば撤収のスピードもあがり、より快適にキャンプをゆったりと楽しむことができますよ。
テントの立て方・たたみ方をマスターしてキャンプを楽しんでくださいね。
この記事はインスタライブ「ワンポールの設営のコツ」を記事にまとめました。
新製品情報やキャンプ情報が紹介されるDODのインスタアカウントはこちら!
DOD公式Instagram
ライブ配信はYoutubeにもアップされていますので解説の様子を動画で見たい方はこちらをご覧ください!
DOD公式YouTubeチャンネル