ボツになった新製品紹介。2分で燻製チーズができるダッシュスモーカーとは？

これから2017年の新製品がどんどん公開されていくDODですが、残念ながら日の目を見ないボツ製品の企画もたくさんありました。
そんな中から満を持して、2分で燻製チーズができるスモーカー「ダッシュスモーカー」を紹介させてもらいます。

企画経緯：大は小を兼ねない？？

個人的にこのSOTOさんのスモーカーを愛用していたTERAですが、大きいものも燻したいなと思い、このユニフレームさんのスモーカーを新しく購入しました。

こちらです。
さすがの品質で、使うのが勿体ないくらいキレイです。
キッチンペーパーを天井裏に付けれるなど、細かい部分の完成度も申し分ないのですが、初めて燻製してみて気づきました。

あれ？前に比べて時間がかかるぞ、と。

そこで思ったのが、大きい分、煙の密度が低くなり、燻製に必要な時間も長くなるのではないかということです。
逆に言えば、めちゃくちゃ小さいスモーカーを作れば一瞬で燻製ができるのでは？

ということで一瞬で燻製ができる小さいスモーカーの開発がスタートしました。

実験：ラーメン、コーヒー、そして俺

まずは検証をするべく、小さなクッカーを用意しました。
DODの「ラーメン、コーヒー、そして俺」（通称：そし俺）です。

コーヒーを作るパーコレーターがメインの使い方ですが、クッカーとしても使えます。

そし俺の中に燻製用サクラチップを入れて、アルミホイルで脚を作り、Amazonで買った直径10cmの網と6Pチーズを載せます。

そしてカセットコンロで火にかけると、30秒ほどで煙が出てくるので、フタを閉めて弱火にします。

フタを閉めるとすぐに煙が充満して、透明のフタが曇ります。
そして、フタを閉めてから2分経つと・・・

結果：2分で燻製はできます！！が・・

こちらです。
チーズを燻製したことのある人なら分かると思いますが、普通は2分でこの色は出ません。
燻製チップを使った場合、20分はかかると思います。

ただ、なんか雰囲気が違いますよね。

この普通の大きさの鍋で作った燻製チーズと比べると一目瞭然です。表面がまだらになっています。

そして肝心の味は・・

酸っぱい！！
まずくて食べれない、というほどではないですが、普通の燻製チーズと比べると圧倒的に酸味が強いです。 結露した水分がチーズに付いたせいかと思ったのですが、フタ裏にティッシュを付けるなど対策をしても変わりませんでした。おそらくはスモーカーが小さいため、煙の中のタールがチーズに付きすぎるのか、スモーカー内の温度が高すぎるのか、だと思われます。

ということで、2分で燻製チーズが作れる「ダッシュスモーカー」の企画はこの実験だけでポシャってしまいました。この酸っぱさなら普通に20分待った方が良いという結論です。

興味のある人は小さいクッカーや鍋でトライしてみてくださいね。
※あわよくば上手くいく方法が見つかったら教えて欲しいです。

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