ワンタッチテントの機構部分と骨組みの少しマニアックな話

ワンタッチテントの機構部分と骨組みの少しマニアックな話

DODからもたくさんの種類を販売している「ワンタッチテント」。
傘を開く要領で素早く設営できる便利なテントなんですが、
その構造を支えている重要な「機構」部分、同じように見えて実は色んな種類があるんです。
今回はその「機構」と骨組みの素材について(ちょっとマニアックですが)ご紹介いたします。

ワンタッチテントとは?

<ワンタッチテント特集ページ>

https://www.dod.camp/features/onetouchtent/

ポンッと傘を開く感じで簡単に設営できちゃう簡単テント。
テント生地とポールが最初から一体になっているので、設営時間が短縮できます。
子供連れキャンプ時に子供から目が離せないときや
ツーリングキャンプ時にキャンプ場への到着が遅れて暗い中で設営をしなければいけないときなど
「とにかく早くテントをたてて休みたい!」という時に便利です。

ワンタッチテントの「機構」部分とは?

here

テントの天井部にあるココの部分のことです。

機構の種類

6種類を一気にご紹介します。

1.上から1本紐を引っ張るタイプ

例:ライダーズワンタッチテント(T2-275)

https://www.dod.camp/product/t2_275/

比較的高さの低い2~3人テントに採用されています。

2.上から2本紐を引っ張るタイプ

例:ワンタッチテント(T3-79)

https://www.dod.camp/product/t3_79/

少し高さのある4~5人テントに採用されています。
高さがあるため、立ち上げやすいように紐を2本使用しています。

3.上から1本紐を引っ張る&下から機構を持ち上げるタイプ

例:ライダーズバイクインテント(T2-466)

https://www.dod.camp/product/t2_466/

4.テントの内側から持ち上げるタイプ(ポールも内側)

例:ワカサギテント(T5-244/T3-65)

5人用サイズ(グリーン)

https://www.dod.camp/product/t5_244/

3人用サイズ(オレンジ)

https://www.dod.camp/product/t3_65_t5_244/

こちらは使用シーンを考えて、こういう仕様に。
寒い環境でも暖かいテントの内側からテントを建てられるようにしています。
また、ポールが凍らないようにポール自体もテントの内側に設置しています。

5.テントの内側から持ち上げるタイプ(ポールは外側)

例:ワンタッチテント(T5-23)

https://www.dod.camp/product/t5_23/

1番の逆バージョン。
「傘を開くようにテントが組み立てられる」 という表現が一番近いタイプではないでしょうか。

6.上と下から挟み込むタイプ

例:プレミアムワンタッチテント(T5-465)

https://www.dod.camp/product/t5_465/

紐がなく、機構部分を両手で上と下から挟み込む構造。
より少ない力で組み立てることができるので、女性キャンパーにぴったりです。

骨の素材

骨組みの素材にはグラスファイバーとアルミ合金の2種類のうちどちらかを採用しています。

グラスファイバー

アルミ合金と比べて比較的安価なので、お手軽な価格のモデルに採用しています。

アルミ合金

グラスファイバーと比べてアルミ合金の方が軽く、強度が高いのがメリットですが、コストがかなり上がってしまいます。
DODではライダーズワンタッチテントのような軽量にしたいモデルや、
プレミアムワンタッチテントのような大型で強度を上げたいモデルにアルミ合金を使用しています。

素材の見分け方

グラスファイバーは着色もできますが、基本的には黒色のまま使われることが多いです。
なので、

シルバー、または色が付いているポール=アルミ合金
黒色=グラスファイバー

と大体判断することができます。
※例外もありますので大体の目安として。
※DODの場合はグラスファイバーの場合は全て黒色です。

まとめ

機構・骨組みについて意外とたくさん種類があることが伝わったでしょうか?
使用シーンや販売価格、収納したときのサイズ感などを総合的に判断し、テントごとに適切な機構や骨組みの素材を採用しています。
今回は6種類ご紹介しましたが、今後、更に新しいワンタッチ機構の種類が増えてくるかもしれません・・!
以上ワンタッチテントの機構部分と骨組みのマニアックなお話でした!