幼児(2歳)と父親が2人で子連れキャンプする方法

幼児(2歳)と父親が2人で子連れキャンプする方法

子供が2人いるTERAです。
最近、上の子供(もうすぐ3歳)と2人で何回かキャンプをしてみました。
子連れキャンプというやつです。
ブログなどで調べると、小学生の子供と2人などはよく出てきますが、幼児、ましてや2歳児と2人で子連れキャンプしたという人は見つかりません。行けるのか?行けたところで楽しいのか?という不安はありましたが、結果と しては楽しかったです。
ただし、コツや注意点はあるので、同じような境遇のお父さんのためにまとめてみました。
ファミリーキャンプ(家族全員でのキャンプ)の際にも活用できる知識なので、キャンプデビューを考えているファミリーの方にも当てはまる内容です。

なぜ2歳児と2人で子連れキャンプする必要があるのか

ズバリ「2人目の子供が小さすぎて連れて行けないから」です。
大体、1人目と2人目の間は2~3歳差が一般的かと思いますが、そうすると1人目の子供をキャンプに連れていける丁度良い時期と、2人目の子を外に連れ出すには難しい時期が重なり、その結果ファミリーキャンプ自体がお預けとなってしまう、というケースをよく耳にします。
「ファミリーキャンプはしたい!」でも状況がそれを許さない。そんなときには子連れキャンプです。
「奥さんがインドア派で来てくれない」というパターンも含め、同じようになんとか幼児と2人で子連れキャンプしたいというお父さんは結構多いんじゃないでしょうか?

幼児と父親の2人で子連れキャンプするコツ

行ったことのあるキャンプ場を選ぶ

camp

幼児を連れて行く、という不安要素がある以上、それ以外の不安要素は除外していくことが重要です。
行ったことのあるキャンプ場であれば、雰囲気や設備も分かっていてスムーズです。

人里から離れすぎない場所を選ぶ&病院の位置を把握しておく

大自然の中で良い体験をさせたいという気持ちもあるでしょうが、あまり人里離れると何かあったときに不安です。
特に病院の位置は予め把握しておき、最低でも30分圏内にしっかりとした病院があると安心です。
これはファミリーキャンプでも同様ですね。奥さんの説得にも必須のポイントとなります。

遊べる場所があると良いが、必須ではない

yugu グリム冒険の森:http://www.grimm-camp.com/

子供向けの遊具があるキャンプ場もあり、遊具も近所の公園よりも大きかったりするので子供も喜びます。
自然の中にいると、子供は勝手に遊び道具を見つけて遊び出します。どうせなら普段できないような物に触れたりして、自然の物で遊ばせてみましょう。
子連れキャンプでもファミリーキャンプでも、子供が楽しんでいる姿を見れるのが一番の醍醐味です。

kawa みよしのオートキャンプ場:http://web1.kcn.jp/miyoshino/

夏の場合は、こんなふうに浅くて水のきれいな川があると最高ですね。

救急道具は用意しておく

子供はよく転びます。最低でも絆創膏や消毒液は必須です。
子連れキャンプを奥さんに提案する際も、しっかり準備していることをアピールすることで安心して送り出してくれるでしょう。

ファミリーキャンプ(子連れキャンプ)1人で建てることのできるテントで

タープリーテント https://www.dod.camp/product/t3_82_83/

個人差はあると思いますが、2歳児はテント設営時に戦力にはなりません。
むしろ何でもやりたがる年頃で邪魔になることが多いです。子供には何かおもちゃになりそうなものを与えておいて、1人でサッと建てる必要があります。
タープテントの不要な2ルームテントや、ワンタッチ式のテントなどがおすすめです。
ファミリーキャンプの際にも奥さんや子供を待たせることなく、ストレスフリーで拠点を作ることができます。

子供の昼寝はチャンスタイム

ファミリーキャンプにおいても子連れキャンプのにおいても子供の昼寝は超チャンスタイムです。
毎日昼寝する時間が決まっている子供であれば、予めその時間に作業ができるように計画しておくと良いと思います。
※興奮していつも通りに寝ない場合もあるかもしれませんが。

ご飯はズボラに

gohan

間違ってもダッチオーブンで豪快な料理を作ろうなんて欲を出してはいけません。
子連れキャンプ中キャンプ場でご飯を作る頃には、お父さんは相当に疲れています。
野外で子供とご飯を食べる、ということだけで正直何でも美味しいので、子供の好きなご飯(焼きそばやソーセージがおすすめ)をバーナーとフライパンで適当に炒めるだけで十分です。炒める食材は予め家で切っておくとさらに楽です。
ファミリーキャンプではこの部分は奥さんに頼めるかもしれませんね。

お酒は飲みすぎない

個人的にはテントを設営した後に飲むビールが大好きですが、子連れキャンプでは間違っても泥酔して子供より先に寝てしまうなんてことがあってはダメです。
頼れる大人は自分だけ。飲み過ぎにはくれぐれも注意しましょう。可能であればノンアルコールビールなどで我慢するのがベストです。
ファミリーキャンプでは奥さんの存在に気が緩んでしまうかもしれませんが、そこも何が起こるか分からない野外です。今後の信頼に繋がると思ってアウトドアな雰囲気に酔いましょう。

雨のときは無理しない

ただでさえ戦力が少ない子連れキャンプ。無理をしてはいけません。
特にテントの設営時、撤収時に雨が降っていると、かかる労力が倍増します。
子供の分も合わせてレインウェアや長靴を持っていけば雨の中散策したりできますが、トイレや歯磨きなどテントを出るたびにかなり疲れると思います。個人的には、時々雨が降る程度であれば気にしませんが、半分以上の時間、雨のようならやめておきます。

家への連絡も怠らず

キャンプに来ている本人たち以上に、家では奥さんが心配しているはずです。定期的に連絡して、安心させてあげましょう。

他人の目は気にしない

家族全員参加が主流のオートキャンプで、父親+幼児の2人組はレアです。
自意識過剰かもしれませんが、「離婚して別々に暮らしている父子が貴重な面会時間でキャンプに来た」ように見えなくもありません。
あえて周囲に聞こえるように「帰ったらお母さんに言おうな!」などと母親の存在をチラつかせる手もありますが、基本的には他人の目は気にせず、思いっきり楽しみましょう。

まとめ

matome

始めに「楽しかった」と書きましたが、正直なところ、楽しいと同時にかなり疲れます。家族みんなで行く方がワイワイと楽しいのも事実です。
ただ、2人で行く子連れキャンプだからこその楽しさや充実感があり、勘違いかもしれませんが子供との親密感も上がったような気がしています。
「2人目の子供が小さすぎる問題」や「奥さんが来てくれない問題」でファミリーキャンプを諦めているお父さんはトライしてみてはいかがでしょうか。
結果として「失敗だったな」というキャンプになったとしても、後から振り返れば楽しい思い出になっているはずです。
※くれぐれも安全面だけは注意してくださいね。