
至れり尽くせり。初心者のためのオールインワン釣り具セット「釣りボックス」。
3月に入り、ポカポカ陽気な日も増えてきましたね。 すなわち2025年の釣りシーズン開幕!ということでDODの釣りシリーズにも新たなラインナップが仲間入りしました。 その名も「釣りボックス」。

釣りボックス(やさしい):https://www.dod.camp/product/fg1_150_tn/ 釣りボックス(ふつう):https://www.dod.camp/product/fg1_149_tn/ 今回の発案者も釣りをこよなく愛するDODおにぃ。 冬のオフシーズンの間にもしょっちゅう淡路島釣りに出かけて検証を重ねて作り上げた渾身作とのこと。(毎度めっちゃ楽しかったそうです) 一体どんなこだわりが詰まっているのか詳しく話を聞いてきました。
企画担当に聞いてみた
全部準備しておきました

昨秋に発売した「釣りボトル」は“竿のない釣具”という個性たっぷりなアイテムでしたが、今回は正統派な釣り竿ですね。

「釣りボトル」はポケットに入れて持ち運べるということで、とにかく気軽に釣りを楽しんでもらうために作った製品なんだけど、そのコンセプトは実は今回の「釣りボックス」も同じ。 「釣りボトル」よりもより一般的なスタイルでの釣りデビューの背中を押すアイテムかな。

私は「釣りボトル」で釣りデビューしましたが、魚を釣るってめっちゃ楽しいですね。 実家(農家です)に帰った際にはもれなく家の前の用水路で「釣りボトル」で遊ぶくらいにはハマっちゃったので、“ザ・釣り”な竿での釣りにもぜひ挑戦したいです!

実は「釣りボトル」するときのエサを買うために釣り具屋さんに入ったときに竿のコーナーも覗いたのですが、種類多すぎませんか… それ見ただけで「こりゃ私には難しそうだ」と諦めちゃってたんですよね。

はじめてだとやっぱりそう感じるよね。 釣りをするためには竿、リール、糸、仕掛け、が道具として最低限必要なんだけど、基本的には全部がバラバラで売られていて自分で選ばなくちゃいけない。 でもトッキが見たようにどのアイテムも様々な種類があって、しかもそれぞれの相性を考える必要もあるからこの選定がめちゃくちゃ難しいんだよね。

竿以外にも買わないとだし、なんと各パーツの相性まで考えないとだなんて。 ますますハードルを感じちゃいます…

そのハードルを解消するために作ったのが「釣りボックス」。 前述の竿、リール、糸、仕掛けに加えて、仕掛けを接続するためのサルカンとそのケースがまるっと入ったボックスです。 すなわち、釣りをはじめるために必要な道具が全部揃っているオールインワンセット 。 それぞれのパーツも初心者さんが扱いやすいレベルのものをセレクトしているよ。


そういうのを待ってました!ネットで地道に調べる手間をすっ飛ばせるのは有難いです。 でも揃えるのがそんなに難しいなら他社さんでもオールインワンセットがあったりするのでは?

もちろんあることはあるんだけど、僕が知る限りでは結構簡易的なものが多くて何度も使うのは難しそうなイメージ。 だからこの「釣りボックス」はこれで釣りデビューして、しばらくの期間は楽しんでもらえるような耐久性に仕上げています。 釣り道具はどんなに良いものでも寿命があるのでいずれは買い替えが必要になるんだけど、それまではこれで基本スタイルを楽しみ、買い替えのタイミングでさらに専門的なスタイルにステップアップするのが面白いんじゃないかな。

各パーツをすべてセッティング済みなのも他のオールインワン商品と違うところかな。 いざ道具が揃っても、リールに糸を巻いて、さらにその糸の先に仕掛けを結び付けて、という作業は自分でしなくちゃいけない。これトッキできそう?

もちろんできないですね。不器用なので動画を見ながらでもできないと思います。

だよね。そんな初心者さんのために糸はリールに巻いておいたし、その先には仕掛けをパチンと簡単に付けられるスナップサルカンも結び付けておきました。 仕掛けにエサを付けるだけですぐに釣りがはじめられるんです。


ひゃあ、至れり尽くせりじゃないですか。 ここまで全部準備してもらえていたらいつでも釣りデビューできちゃいますね。
各パーツも至れり尽くせり

それぞれのパーツも初心者さん向けとのことですが、具体的にはどのような特徴があるのでしょうか?

まずはリールから説明しようかな。


釣りといえば竿のイメージが強いと思うんだけど、実は一番重要なのはリールだったりするんだよね。 なのでリールにはとことんこだわったよ。 「釣りボックス」は<やさしい>と<ふつう>の2種類をレベル別で用意していて、2種の違いはリールの違い。

<やさしい>に入っているのはスピンキャストリール。 糸がカバーで覆われる構造だから絡まったりなどのトラブルが少なく、初心者さんやお子さんでも扱いやすいです。

一方<ふつう>に入っているのはスピニングリール。 もっともポピュラーなリールのため、より本格的な操作感を楽しめます。

なるほど。<やさしい>と<ふつう>の違いは狙える魚の違いなのかなと思ってました。

釣れる魚の種類には竿が関わってくるかな。 セットの竿は<やさしい>も<ふつう>も共通で長さ166cm。これは釣り竿の中でも短め。 長い竿の方が狙える範囲が増えて釣れる魚の種類も増えるという利点はあるんだけど、長いと取り回しが難しかったり運搬時に壊しやすかったり、と初心者さんには扱いが難しいんだよね。 この竿は穴釣りや堤防など気軽な釣りで真下に落として楽しんでもらえるようなサイズ設計です。

では狙える魚は「釣りボトル」とそんなに変わらないイメージですか?

基本的にはそうだね。 カサゴやサバ、ベラ、カワハギなどの小物が釣れやすいかな。

ただ、「釣りボトル」と大きく違うのが“アタリ”の分かりやすさ。 すなわち魚がかかったときの感覚。

あ、それ「釣りボトル」でめっちゃ苦戦しました。 魚がかかる感覚がなかなか掴めなくて、まだかなぁと糸を引き上げてみたらすでにエサが食べられちゃっていたり、逆に頻繁に上げてみるけど全然かかっていなかったり。

慣れるまでは難しいよね。 竿があると、魚がエサをつついたり針に食いついたときには竿先がピクピクと動いたりぐっと引きこまれたりするから「釣りボトル」よりもアタリが分かりやすいと思うよ。 「釣りボックス」の竿は比較的柔らかめの竿でもあるからより感覚を掴みやすいはず。


ちなみに堤防下であっても思わぬ大物が釣れることも時々あるんだよね。 それが釣りの面白さの1つなんだけど。 セットの糸はそんな不意の大物にも対応できる汎用性を備えたものを選んでいます。 こないだは30cmのクロダイも釣れたんだ。


立派なお魚!私も大物釣って美味しく調理したいなぁ。 このボックスはまだサンプルの頃のですね。

そうそう、結構派手な色だよね。最終版はDODのキャンプギアでも人気のタンカラーに仕上げたよ。 釣り具ってクールなデザインのものが多いんだけど「釣りボックス」には気軽さや親しみやすさを感じてもらいたいからこのデザインにしました。


なにかと細かいものが多くなりがちな釣りだからこそ、こういう全部をひとまとめにできる収納がとっても便利なんだよね。 収まりの良い形状にもこだわったので、ぜひギアと一緒に車に積み込んでキャンプにも持って行ってもらえばなぁと思います。

DODならではの視点ですね。
なぜおだんご?


DODならではといえば付属するこの2種の仕掛け。 にんじんは分かるのですがなぜおだんごなのでしょうか?

釣りでは、魚が普段食べているエサに近いものを仕掛けにするという“マッチザベイト”という考え方があるんだけど、 逆に魚が絶対食べなさそうなもので釣れたら面白くない?という遊び心で作ったのがこの仕掛け。 めちゃくちゃ可愛いでしょ。

めちゃくちゃ可愛いです。アクセサリーにして毎日身に着けたいくらいめちゃくちゃ可愛いです。 でも魚が警戒したりすることはないのでしょうか?

うーん、魚によってはあるかもしれないけど、この仕掛けだから釣れないってことはないはず。 この仕掛けでいうと最終的に魚が食いつくのは針の先につけたエサだしね。 そのようなからくりもあって、釣果に影響しない部分であえてハズして釣りを楽しく演出しているよ。 実際にべべさんもベラやフグなど続々と釣り上げてたね。



わぁ、本当に釣れてる!そしてめっちゃ面白い画ですね。

にんじん仕掛けの葉のふわふわは魚の興味を誘う機能も果たしているしね。


ちなみに“マッチザベイト”の“マ”の字もない、これまた遊び心満載の仕掛けを今ちょうど作っているところなので次回作もお楽しみに。
日本釣人化大作戦
オススメの道具、そのセッティング方法、使い方などを教えてこれまで何人もの人の釣りデビューをサポートしてきたDODおにぃ。 釣りやってみたいなという全員にそれができればいいのですが、おにぃは1人だけ。とても現実的ではありません。 だからそんなおにぃが初心者さんに伝えたいこと、体験してほしいことをモノに落とし込んだのがこの至れり尽くせりの「釣りボックス」というワケでした。頼もしいですね。 今回の「釣りボトル」の発売を記念し、特設ページ『日本釣人化大作戦』が大公開。

特設ページ:https://www.dod.camp/special/07/ なかなかトガったタイトルですが、愛らしさあふれるサカナハカセとジョシュうさぎの対話をお楽しみいただける楽しいページです。 さらにステップアップしたいあなたに贈る開発中製品のチラ見せもあるとかないとか。 DODの釣りシリーズの今後に乞うご期待ください!