
DODが産学連携。近畿大学の学生とアウトドアな読書空間を考えてみた。
どうも、あまりJOURNALを書かない事で有名な、たにもとです。 今日は僕が最近関わった仕事を、少し紹介させていただきたいと思います。 いつもはユニークなアウトドア商品のことばかり考えているDODですが、 今回はなんと産学連携。 そう、学生と企業が共に学び新しい価値を生み出す、あの産学連携です。
学生の皆さんの貴重な時間に関わらせていただけるなんて、なんと光栄なことでしょう。 しかもお相手は「マグロだけじゃない。」で有名な近畿大学さん。
今回はそんな近畿大学文芸学部文化デザイン学科、岡本清文教授のゼミをお手伝いする形で素敵な企画を実現させることができました。
そもそも産学連携って何?
産学連携を簡単に言うと学生と企業が協力して新しい企画にチャレンジすることです。(たにもとの解釈) 今回は近畿大学の岡本ゼミ4回生が主導となって、DODを含めた複数の企業が企画に参画しております。 それでは企画の説明をどうぞ。
今回の産学連携は「B&B」がコンセプト。

B&Bは 「Book&Break」の頭文字。 今回の産学連携は、近畿大学の新コンセプト図書館「アカデミックシアター」の中庭をデザインの課題場所として、 新たな読書スタイルを提案することが目的です。 DODはそんな空間デザインの中で、 読書をする際のチェアやテーブルといった部分などに関わらせていただきました。
それにしても。。。 アカデミックシアター、本当にもの凄い施設です。 断言できます。一週間こもっても飽きません。
ここで深くは触れませんが、 蔵書がテーマごとの棚に振り分けられており、気になるテーマの本だけが集まった状態で本を探すことができるのです。 しかも、、、2階はそのほとんどが漫画。 漫画が大好物のたにもとは、「これだけでも入学する価値があるな、」などと不謹慎なことを考えてしまいます。アカデミックシアター最高かよ。
本題に戻って産学連携企画のお話。

さて少し脱線しましたが、ここからが本題です。 登場してもらったのは岡本ゼミのYさん。 Yさんには近畿大学さんとの中継や、企画の取りまとめなどで大変お世話になりました。 他の学生の方々もご紹介したかったのですが、今回は撮影の都合であしからず。
アカデミックシアター内の中庭で、Book&Breakな空間をデザインするわけですが、 学生の皆さんは夏休み返上で作業に取り掛かっていたそうです!



猛暑の中、木を切ったり、塗ったり、つなげたり。 DIYなんてレベルのものではございません。これはすでに施工と言っていいでしょう。
そして出来上がった集大成がこちら!!!




素晴らしいの一言でございます。 もともとはコンクリートで固められていた中庭に、人工芝とウッドデッキを敷き、 天井には太陽の光を和らげるレースのような素材が垂らされ、非常にグラマラス。 空気が滞留してしまう事への配慮として、ミストつきの巨大扇風機まで設置されている徹底ぶり。 うーん、プロの仕事ですね。

この巨大扇風機は同じく東大阪の企業、株式会社オーミヤさんの製品です。
こんな場所でゆっくり本を読めたら最高です!

日が落ちてあたりが暗くなると、間接照明や天井からの光が入り、より一層雰囲気はアップします。


しかも、今回の産学連携企画はここで終わりません。 DODのチーズタープミニを使って、アカデミックシアターの中庭で映画の上映会を行ったのですが、 そのタープを使ってなんとライブペイントをしちゃいます。 しかもしかも、そのライブペイントで生まれた作品は後日切ったり、縫ったりされちゃって・・・
ライブペイントからの・・・サコッシュ!

これは下書きですが、こんなサイズの絵が描かれて・・・ 完成したものをなんとサコッシュに作り変えちゃう訳です! 天才的な発想ですね。 これはいつかDODのイベントにも取り入れてみたいと思います。

ちなみにサコッシュのサンプルはこんな感じ。
学生の皆さんが手作りで仕上げてくれるこのサコッシュは、最終的にはチャリティーという形で販売されて、集まったお金はかかった経費を除いて寄付される予定です。
※あくまでサンプルです。
トートバッグ型のサンプルもございます。

まとめ

※画像は近畿大学 岡本教授とそのゼミ生の皆さんです。
空間をデザインするだけでは留まらない、多種多様な活用方法の提案。 最後に寄付にまで繋げることで企画自体に社会貢献的な側面も持たせようというアイデア。 うむむ。恐るべし岡本ゼミ。
今回の産学連携企画はたにもとも教えられることばかりで非常に有意義なものになりました。 今回DODが企画に関わった事で学生の皆さんに少しでも良い影響を与えられていれば、と願うばかりです。 B&Bプロジェクトはまだ続きます。 興味がある方はアカデミックシアターを覗いてみてください。 きっと素敵な本に巡り合うことができるはずです。
ひとまずこの場を借りて学生たちの頑張りを紹介したかった、たにもとでした。