令和8年7月28日の熊本地震により被災された皆様に心よりお見舞い申し上げます。1人でも多くの方のご無事が確認され、1日も早く安全な状況となりますよう、心よりお祈り申し上げます。
こんにちは、DODのTAQ庵です。
災害時、避難所が開設されたニュースを見るたびに考えさせられるのが「プライバシーと安全」の問題です。特に女性や小さなお子さんを連れた方にとって、大勢の人が行き交う避難所での周囲の視線や防犯上の不安は、想像以上に大きなストレスになります。
DODの「タテテント」は、普段は海水浴やサウナテントでの着替え用として使われることが多いポップアップテントですが、開発時には防災士が監修し、災害時の個室空間としての機能も考慮して作られています。
今回は避難所という特殊な環境下で「どのような課題があり、この構造がどう機能するのか」について、女性視点の防災というテーマで紐解いてみたいと思います。
災害直後、すぐに「授乳スペース」を作れるか

国や自治体の避難所運営ガイドラインでは、授乳室の設置が推奨されています。しかし、災害直後の現場は物資も人手も混乱していることが多く、専用の部屋を確保したり仕切りを組み立てたりするのにはどうしても時間がかかります。
ここで重要になるのが「すぐに設置できること」です。
パッと広げるだけで一瞬で自立するポップアップ式であれば、設備が整う前の段階でもすぐに授乳のための個室を確保できます。
また、タテテントは肩から下の生地に遮光率99.99%以上のブラックコーティングを施しているため、外からの視線はほぼ完全に遮断できます。一方で、頭上の部分はあえて光を通す非遮光生地になっているため、日中であれば閉め切っても手元が暗くなりすぎず、赤ちゃんの様子を確認しながら安心して授乳が行えるという特徴があります。
シルエットすら見せない、防犯とプライバシーの確保

避難所生活において、もう一つ深刻なのが防犯上の懸念です。混雑した空間での着替えや、精神的に追い詰められた時に一人になれる場所がないことは、女性や子どもにとって大きな心理的負担になります。
一般的な薄手のポップアップテントの場合、夜間に内部でランタンなどの灯りをつけると、中にいる人のシルエットが外に透けてしまうことがあり、防犯上の不安に繋がることがあります。
タテテントの遮光生地は光をほとんど通さないため、夜間に照明をつけても中のシルエットが外から透けにくい仕様になっています。外部の視線を物理的に遮断できる場所があるということは、防犯対策としてはもちろん、心理的な安心感を得るためにも大きな意味を持ちます。
個人持ちだけでなく、避難所運営側の備品としてはどうか
避難所を運営する自治体や団体側が備蓄するメリット
タテテントのような個室スペースは、個人が防災用として備えておくのも一つの方法ですが、避難所を運営する自治体や団体側が備蓄品としても合理的な側面があります。
①省スペースでの備蓄
畳むと厚さ約5cm、直径約60cmの円盤状になり、重量も約2.5kgと軽量。備蓄倉庫のスペースを圧迫しません。

②用途の柔軟性
120cm四方の省スペースで設営できるため、授乳室としてだけでなく、簡易トイレの目隠しや着替え室、医療救護のプライベート空間など、現場のフェーズに合わせて柔軟に役割を変えられます。内部にはトイレットペーパーホルダーやフックも標準装備されています。

おわりに
防災用品というと、食料や水、簡易トイレといった生命維持に直結するモノが優先されます。しかし、過去の災害の教訓からも分かるように、「プライバシーの確保」や「女性・子どもの安心感」もまた、避難生活を乗り切るために不可欠な要素です。
過剰な設備を整えるのが難しい場面でも、限られたスペースと予算で素早く安心を作れる選択肢があること。タテテントの構造が、そうした避難所の環境改善の一助になればと考えています。
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